民主党の仕訳会議で、バイオマス発電などの再生エネルギー支援800億円の削除を決定しました。
東日本大震災で大打撃を受けた東北地方にさらに追い打ちをかけるこの政策です。
では、そもそもバイオマス発電って何なの?というわけですが・・・
教科書かよ!と退屈かもしれませんが、個人的にも勉強になりますし、調べてみましたw
バイオマス発電とは、その文字通り電気を生み出す仕組みです。
どうやって電気を生み出すのかといえば、廃棄物と栽培作物を燃料にし、水を熱して、出てきた水蒸気でタービンを回すことで発電するんです。
スゴイ時代ですよね。自転車をこいで電気を生み出す時代から【古ッ!!】、もうこんな時代なっちゃいました。
でも、タービンを回すということであれば、火力発電と同じですよね?
でも先ほども言いましたが、燃料が違うんです。
火力発電の場合は、石油・石炭・天然ガスなど資源です。
でも数に限りがあります。そこで生まれたのが、バイオマス発電!
廃棄物とは、木くずですね。
製造業などを営んでいくうえで、工場にたまる木くずというのは時尋常じゃない量です。
それを燃やすんです。合理的ですよね?だっていらないものだから。
他にも、糞や尿。家庭ごみなども該当します。
これが、電気に生まれ変わるななら、毎年電力不足が叫ばれるなか、
大きな補助になりますよね。
そして次に、栽培作物。
これは、さとうきびやとうもろこしです。
「えっもったいない!」と思うかもしれませんが、作物に含まれる糖分を発酵させることでアルコールを作ります。
そのアルコールを燃料にするんです。お酒をつくる過程とこれは同じですね。
つまりメリットとしては、
・環境への負荷が少ない
だって、基本的には不要物を燃やすわけですから、貴重な資源をすりつぶすことにはなりません。
今後、枯渇することがまず考えられないというのは最大のメリットです。
燃やすことで、二酸化炭素は発生するものの、燃料に吸収されるので、害は少ないんです。
24時間発電可能なのも大きいですね。
デメリットとしては、
・燃料を集めたり、運んだりするのにコストがかかること。
化石燃料である石油や石炭と比べて、かなりの量がいります。
その割に設備が小さいから、大量発電⇒コスト削減という大原則が働かない状態なんです。
これは課題ですね。
環境をとるか、お金をとるか、バイオマス発電の課題はここにありますね。
具体的な解決策は現時点ではないようですが、確実にこれからの時代に大活躍することは間違いありません。
それを民主党が削減したから・・・「コノヤロー」って感じです。
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